競馬予想会社の詐欺手法6つと要注意の手口3つ、すぐにできる対応策3つを紹介

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競馬では、数百円~数千円程度が数十万円~数百万円、あるいはそれ以上になることもあります。ただし、簡単に的中しないのは、皆さんもご存知のことでしょう。

ここで頼りにしたいと思うのは、「競馬予想会社」だと思います。利用したことがある人も多いと思いますが、実際には詐欺のようなものも。

この記事では、実際にあった詐欺の手口と騙されないための方法を紹介していきます。

実際にあった詐欺の手口6つ

競艇・競輪・オートレース、地方競馬では、「予想屋」と呼ばれる人が場内にいます。「予想屋」とは、管理者に許可を得ることで、指定された場所にてその日のコンディションや選手の調子など自分の知っている情報を語り、来場者に自分の予想を売る人のことです。

多くの公営競技場でその姿を目にしますが、中央競馬では場内での活動が禁止されています。

そのかわりに存在するのが、競馬予想会社です。

その数は数え切れないくらいあります。中には良心的なところもありますが、精度の低い予想を販売する業者もあるようです。

ここでは、実際にあった詐欺の手口を6つ紹介します。

的中馬券や万馬券的中証明書のコピー(画像)を出す

的中馬券や万馬券的中証明書のコピー(画像)を出す
ウェブサイトやEメール(メールマガジンなど)を使い、高額配当を的中させた証拠として実際の的中馬券や晩馬券的中証明書のコピー(画像)を表示して、自社で高額配当となったレースを多数的中させているかのように宣伝する手法です。

時として会社設立前の実績を紹介している場合もあったりするので、注意してください。

「前もって結果が決まっている」などといって宣伝

「前もって結果が決まっている」などといって宣伝
「インサイダー情報があり、あらかじめ結果が決まっているレースがある」もしくは、「八百長が行われるレースがある」などといって、数十万円~100万円の情報量を払わせるケースがあります。

これについては、競馬法で不正なレースを行うことが禁じられている上、監視も厳しいのでこういった不正が行われることはありません。

最近では、融資業者が別に運営している予想会社のサイトへ勧誘するという事例もあるようなので、注意が必要です。

「絶対に当たる」といって、高額な情報料を請求

「絶対に当たる」といって、高額な情報料を請求

電話・Eメール・ダイレクトメールなどを使って、「絶対に当たるレースの情報がある。30万円で買わないか」もしくは、利用経験のある業者から次々に料金を支払った結果100万円以上振り込み、1度も当たらなかったという事例があります。

その他、「的中しなかった場合は全額返金」といっておきながら、いざ外れたら返金に応じないという業者もあるようです。

2番目の事例と同じように、不正なレースを行うこと自体競馬法で禁止されています。また、予想会社に「絶対に当たるレースがある」ということ自体がありえないので、こういった勧誘があった際は一度立ち止まって考えるなど注意が必要です。

一般人を装って悪質なサイトへの誘導をする

一般人を装って悪質なサイトへの誘導をする
個人ブログや予想会社の審査機関を装って、「この予想会社は優良」もしくは「この予想サイトはよく当たる」などという書き込みをして、実態は悪質な予想・情報提供会社に誘導するといった事例があります。

もちろん全てというわけではありませんが、第三者を装っているブログは悪質な予想会社と手を結んでいることも。『「絶対に当たる」という虫のいい話はない』ので、鵜呑みにせずさまざまな情報を当たってみることが大切です。

「JRA公認」など、いかにもJRAが関与しているかのようなことをいう

「JRA公認」など、いかにもJRAが関与しているかのようなことをいう
予想会社のサイトにJRAホームページのリンクやロゴが添付されていることがあります。その他、Eメールで「当社はJRA公認の競馬予想会社」と記載していることもあるようです。

そもそも、サイト内にもあるように一定の条件を満たしたらリンクフリーなサイトの上、JRAが予想会社を認可しているというようなことはありません。

また、ロゴは許可なく使用したら、商標権違反です。JRAが予想会社に関与するようなことはないので、騙されないように注意してください。

JRAの関係団体と思われるところから情報提供を受けていると宣伝

JRAの関係団体と思われるところから情報提供を受けていると宣伝

悪質な競馬予想会社の中には、JRAの関係団体もしくは関係ありそうな団体名を名乗り、関係者が関与しているようなことをいいながら、「当社は特別に情報提供を受けている」との内容で勧誘するところがあるようです。

「JRAの職員も関与している八百長レースがある」、「日本中央競馬会・広報部」などの名前を使って、いかにもそこの職員が予想をしたように見せかけるという事例もあります。

まず、JRAの職員や調教師などが予想をしたり、馬券を買ったりすることは競馬法で禁止されている行為です。

彼らが知り得た情報を外部に流すのは、インサイダー情報になるので、まず現役の職員などがそういった情報を口外することはありえません。

また、何度も書いているように不正なレースができないよう、厳しく監視されています。こういった、「JRA職員が関与している」かのようなことをいう予想会社には注意しましょう。

悪質な手口3つと悪質な競馬予想会社を見分ける方法3つ

最近は手口も巧妙になってきており、以前怪しいという評判の立った会社が形を変えているところも多く見られるようです。

以下では、予想会社がどのような手口で詐欺行為を行うのか、どうやって見分けるのかという点について紹介していきます。

競馬予想会社の手口3つ

競馬予想会社の手口
予想会社は、あの手この手で騙そうとしてきます。その中で、特に気をつけるべき手段は3つあります。

下記に順番に対処方法をまとめましたので、確認してください。悪徳サイトと呼ばれる会社では、人間の弱い部分を利用して巧妙に入り込んでくるので、しっかり頭に入れておきましょう。

電話対応のみで勧誘する

一度電話番号を教えてしまうと、しつこく勧誘が来ます。メールであればリンクをクリックする前など考える間がありますが、電話の場合はそういう間がないので、ついそういった手口に乗ってしまいます。

電話対応のみという業者は避けたほうが無難です。

それぞれに違う的中報告をする

参加していないレースに対して、的中報告メールを送る手法です。自分が購入していないレースで高額な的中があったと報告して、あたかも他のレースでは予想が当たっているように連絡してきます。

クレジットカード決済者に対して自動課金

サイト上には気づかれにくいように「月額自動課金」と記載して、決済日に引き落としをかけます。自動課金に気が付かないと、知らない間に高額の請求額を払っている場合もありますので、注意しましょう。

競馬予想会社の詐欺に引っかからないための方法3つ

競馬予想会社の詐欺に引っかからないための方法

競馬予想会社も手慣れているので、巧妙な手口で騙そうとしてきます。

競馬予想会社の詐欺に引っかからない方法を3つ紹介します。下記の3つをしっかり把握して、怪しいと思う点があったら、決して先に進まないようにしましょう。

2つIDを取ってそれぞれでメールを比較する

フリーメールを2つ作り、アカウントをそれぞれで登録。一方は有料情報を購入し、片方は無料のままにしておきます。

有料情報を購入したアカウントには、「他の有料情報では当たっている」などのメールが来ます。無料の方には「有料情報が的中しました」というメールが届きます。

これだけでお察しですね。

ドメインの登録日を調べる

ドメインの登録日を調べると、サイトがいつできたかというおおよその目安がつかめます。

どの競馬予想会社も、的中レースの情報を公開しているので、レースの日付を調べましょう。サイト公開日より古いものが公開されていたら、怪しいと思って間違いないでしょう。

IPアドレスやドメインから運営会社を割り出す

競馬予想会社はその特殊性から、新規参入は考えにくい業界です。そのかわり、特定の会社が特徴の異なる予想会社(サイト)を複数運営している事例も多く見られます。

IPアドレスを調べてから、会社名を調べるとどういった会社が運営しているかわかります。

まとめ

ここでは、競馬予想会社の詐欺事例と実際にあった手口、騙されない方法を紹介しました。

落ち着いて対応すれば、騙される可能性は低くなるでしょう。すぐに情報に飛びつこうとせず、まずは冷静に判断することを心がけてください。

ぜひこの記事で紹介した内容を頭に入れておき、自身の身を守るように心がけましょう。